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ピンからキリまでどっちが上?どっちが下?

      2014/12/04


ポルトガル国旗「ピンキリ」と言う言葉は会話の中でよく使います。

これは最高から最低までの意味の「ピンからキリまで」を略した言い方ですが、どちらが上だったか下だったかをはっきりわからないまま使っている人もいます。

ピンが上だったっけ?
キリの方が上だったっけ?

会話の中で関連付けていう事はあまりありませんが、よく使う言葉なので、間違わないように使いたいですね。

ピンからキリまではどちらが上か、どちらが下か、またその語源も調べました。

ピンキリはどちらが上でどちらが下?

ピンからキリまではどちらが「上」で、どちらが「下」になるのでしょうか?

上になるのが「ピン」
下になるのが「キリ」

このように現在はピンが上で、キリが下の意味になりますが、この言葉が言われ出した頃は今とは反対の意味で使われていました。

昔はキリの方が上でピンの方が下でした。

昔からのもので、風習や言葉などは時代とともに変化しているものが多いですが、その中でも言葉は特に変化する代表的なものです。

現在では多くの人が同じ情報を瞬時に手に入れることができますが、昔は人から人へとゆっくりと伝わっていくものでした。伝言ゲームのような感じでしょうか。
だから、途中で間違って伝わったものはそのまま伝わっていきます。

今の伝言ゲームであれば、最後の人まで行くと、そこで正しい言葉が発表されるので、どこで間違ったかがすぐわかりますが、昔は間違って伝わったものが正しいことになってしまうんですね。

では、ピンとキリの語源はどこから来たのでしょうか?


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ピンの語源

サイコロ200pxピンの言葉はどのようにしてできたのでしょう!

ピンはポルトガルの言葉で「点」をあらわす「pinta(ピンタ)」からきているという説があります。

室町時代にポルトガルからカルタが伝わり、それを元に日本では「天正カルタ」が作られ遊ばれるようになりました。

カルタやサイコロの目の「一」は「点」が書かれていますね。
だから、ピンは数字ではないのですが「一」を表していたので、数字の中で一番小さいから最低の意味で使われていました。

それじゃ、キリもカルタやサイコロから来たのでしょうか?

キリの語源

ピンの語源はポルトガル語の「pinta(ピンタ)」からきているという説が有力ですが、キリには諸説があります。
中にはちょっと首をかしげるような説もあります。

十字架説

ポルトガル語の「cruz」(十字架)」から十を意味しているという説です。
天正カルタはトランプのように一から十二まで、4枚ずつの札がありました。
だから、最後は十二なのでこの説はつじつまが合ってないようです。

限り説

日本語の「限り」からきているという説があります。
限り → 切り → キリ
キリがいい、区切りという意味で「最後」を表しています。

花札説

花札の絵は1月が松、12月が桐です。
最後ということで12月の絵は桐なので、キリと言うようになったという説があります。
しかし、現在使われている花札は天正カルタよりずっと後の江戸時代中期にできたので、この説もあまりあてになりませんね。

ちなみに我が家では花札でよく遊びます。
役の中の「花見で一杯」「月見で一杯」など風流な言葉だと思いませんか?

でも、花札は賭けて遊ぶものだったので印象がとても悪いんですね。
だから、悪い遊びのように思っている人は大勢います。
子供の友達のママさんたちもその口なので、我が家では子どもには花札で遊んでいることは口止めにしています。

花札-3 500px
キリの語源で有力なのは、日本語の「限り」です。

カードやサイコロで遊ぶ時はテンションが上がるので、そのような時にいろんな言葉が出てきて、そのままだったり言葉と言葉が組み合わさったりしたものがたくさんあると思われます。

ワイワイ言いながら、ポルトガル語のピンが出てきたり、日本語のキリが出てきたりして、丁々発止のやり取りをしている様子が目に浮かびます。
そのような中で生まれた言葉ではないかと個人的に思っています。

どんな意味合いがあるのか

ピンからキリまではいろんな意味合いで使われます。

  ・いいものから悪いものまで
  ・最高から最低まで
  ・高級品から低級品まで
  ・上質なものから悪質なものまで
  ・極上の品から最低の品まで
  ・価値の低いものから高いものまで
  ・下等なものから上等なものまで

使い方としては、例えば
「ダイヤだダイヤだと言っても、数万円の模造ダイヤから何億円もするダイヤまでピンからキリまであるからね」
「大卒っていっても、大学にもピンからキリまであるからなあ」
なんて、使われ方をします。

終わりに

「ピンキリ」の言葉は「ピンからキリまで」を略した言い方です。

最高から最低までの意味がありますが、どちらが上だったかなと迷う方もいらっしゃいます。

現在では、ピンが上でキリが下ですが、この言葉ができた時は反対で、キリが上でピンが下でした。
このように言葉はどんどん変化していきます。

現在も進行形の言葉として「やばい」があります。

「やばい」のもともとの意味は盗人の仲間内言葉で「捕まるかも分からない、危険だ」などの意味を表していました。

現在は、若者たちの間で全く違う意味で使われています。
「このケーキ、なに?やばいね!」
「やべーっ!うまーっ!」
などのように、感動やほめ言葉としてよく聞きます。

これからこのような使い方が、定着してくるのではないかと感じる今日この頃です。

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